No.004 R.Kさん&男の子(2歳4ヶ月)&女の子(4ヶ月)

 

4,RKさん

 

「布おむつで育てようと思っているんです」という妊婦さんに出会ったのがきっかけで、ご自身も布おむつに興味をもったR.Kさん。なるべくお金をかけないでやってみようとおばあちゃんのお古の浴衣をほどいて輪おむつにしたり、カバーを手作りしたりしたそうです。白いだけのカバーじゃない、それに自分で作ったというのがプラスされよけいに可愛く思えて、布おむつ生活が楽しくなったと話してくれました。布おむつ生活を試行錯誤するうちに知った『おむつなし育児』では、100円均一で購入したバケツをおまるにするなど、形にとらわれず自分のやり方でじょうずに楽しんでいるという印象を受けました。

「自分はもともとマメな方ではなく、真面目でもないので、続けられるかの不安は常にありました」と話すR.Kさんに布おむつ生活とおむつなし育児について伺いました。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

Q,自己紹介をお願いします。

 

 R.Kです。22年8月に男の子を出産して、24年8月に女の子を出産しました。ふたりとも布おむつで育てて、おむつなし育児もしています。上の子はおむつを卒業したので、今は下の子のみが布おむつです。

 

Q,布おむつを使おうと思ったきっかけを教えて下さい。

 

 最初はおむつと言ったら紙おむつしか知らなかったので、布おむつという選択肢すらありませんでした。でも、上の子を妊娠中に「布おむつでを使おうと思っているんです」という妊婦さんに出会って、話を聞いているうちにおもしろそう!と興味を持ちました。

 自分も布おむつで育っていて、母の育児日記には「布おむつを干して風にそよいでいる様子を見ていると幸せ。ずっとおむつを洗っていたい、洗濯も苦にならない」と書いてありました。

 布おむつというと大変そうなイメージがあったのですが、インターネットで布おむつを使っている人のブログなどを読むと、大変さというより楽しさのほうが強く伝わってきました。それで、私もやってみたい、と思うようになりました。

 母にそう言ったら「今時、布おむつを干してある家なんて見かけないし、大変よ」と言われました。でもそれでかえってやる気になってしまいました(笑)

 いざ、必要なものをピックアップして、買い物に出て少しおどろきました。

 

 

Q,なにに驚いたのですか。

 

 紙おむつが1パック1000円で売っているのに対し、輪おむつは10枚で1000円、カバーも2枚で1000円くらいしました。

 

 

Q,布おむつは初期投資が結構かかる、だからなかなか踏み切れないという声も聞きます。

 

 はい。ひと通り揃えるのには結構なお金がかかるなと思いました。

 そんな時、浴衣をおろしておむつをつくる方法を聞いて、主人のおばあちゃんから着古した浴衣もらい、ほどいて輪おむつにしました。着古した浴衣の方が、やわらかく吸水性があるのでおむつに適しているのだそうです。また、お古でもらったさらしを縫っておむつを作りました。とにかくお金をかけないでやってみようと思って。

 おむつカバーも、市販のものはエコバックみたいな生地で、蒸れそうだなと思いました。そこで、せっかく作るならカバーも手作りしよう!って思ってサイトなどを参考にしておむつカバーを作りました。おねしょシートを内側に、外側は綿で作りました。

h4risa-kaba-

 

 

Q,赤ちゃんが生まれるまでに準備したものを教えて下さい。

 

 浴衣解いて作ったおむつ10枚、出産祝いとして頂いた市販のドビー織りのおむつ40枚、手作りのおむつカバー5枚〜6枚です。おむつやおむつカバーは、産休に入ってから、赤ちゃんが生まれるまでの2ヶ月間に作りました。

 

 

Q,いろいろ手作りされたようですが、もともとお裁縫が好きなのですか。

 

 いえ、もともとお裁縫が好きというのではないんです。最初はまっすぐ縫うのもできなかったんですよ(笑)。おむつカバーを作ってから自分でつくる楽しさに目覚めました。白いだけのカバーじゃない、それに自分で作ったというのがプラスされて可愛く思えて、余計に楽しくなりました。

 

 

Q,赤ちゃんが生まれてはじまった布おむつ生活はいかがでしたか。

 

 生まれてきた赤ちゃんのおむつ交換は、楽しくて楽しくて。

 

 

Q,カバーは赤ちゃんの成長に合わせて、新しいものをつくっていったのですか。

 

 はい。成長に合わせて改良を加えながら手作りを楽しみました。内側の布を透湿防水布、ニット、フリースなどいろいろ替えて、カバーの使い勝手が良くなるように改良を加えていきました。スナップボタンを3段階にして、サイズ調整できるようにして長く使えるようにするなどの工夫もしました。試行錯誤の上、できあがった使い勝手のよいおむつカバーを使っていました。

 手作りのカバーだとどうしても漏れてしまっていたので、夜間は西松屋で購入したギャザーの入っているカバーを使っていました。また、カバーを作った残りの布や着古したフリース、いらなくなった服を切って、繰り返しでも使い捨てでも使えるおしりふきを作りました。

 

 

Q,布おむつで大変だなぁと思ったことはありますか。

 

 うんちをした布おむつの下洗いが大変でした。というか、自分で大変にしていました。最初は、うんちをしたらそのたびにおむつをバケツの中に入れシャワーで流し、それをトイレに流しに行っていたので、肩や首などが痛くなってしまいました。そこでやりかたを変えて、使用済みのおむつはうんちとおしっこを分けてバケツにつけ置き、お風呂に入った時にまとめてざーっと洗って、次の日に洗濯に一緒に入れて洗うという方法にしました。

 洗い方は、人によってぜんぜん違うなと感じています。しっかり下洗いなどをして大変そうな人は大変そうだし、そんなんでいいの?というくらいゆるくやっている人もいるし。自分が納得する方法でやっていけばいいんだなぁと思っています。

 私自身、体がつらくて、おむつ交換や洗濯が大だと感じるときは、紙おむつを使っていました。

 

 

Q,紙おむつはどのようなときに使っていましたか。

 

 自分が体調を崩したり、疲れている時には紙おむつを使っていました。紙おむつは、変える手間がなく、洗濯物も出ない、紙おむつの便利さがあります。また、お昼寝と夜間、長時間の外出には紙おむつを使用していました。

 

 

Q,おむつなし育児についてお話下さい。

 

 おむつなし育児は、布おむつ生活で試行錯誤をしていろいろと調べているうちに知りました。ブログなどでホーローおまるに子どもをかかげて排泄をさせている姿を見たときは驚きました。それまで赤ちゃんはおむつに排泄をするのが当たり前だと思っていましたから

 ホーローおまるは結構値段がするのでうちでは100円均一で買った小さいバケツをおまる代わりにしました。そこに私があぐらをかいた状態で息子をすぽっとはめてみました。

 それまで赤ちゃんはおっぱいを飲むたびうんちをするのが普通かと思っていましたが、おまるに座らせると腹圧がかかってまとめて出すことができるのか、おまるでドカンとできたときは、その後しばらくは出ませんでした。それがおむつなしの始まりで、そこから洗濯がぐんと楽になりました。

h4risa-omaru

 

 

Q,うんちが出るのはどうやってわかるのですか。

 

 おっぱい飲んでる時に、真剣な表情でみけんにシワをよせて一点を見つめているとき、出るかなと思ってい、おっぱいをやりながらおまるに乗せていました。うまくうんちが出るとみけんのしわがなくなって、うれしそうな表情をしました。あとはタイミングをねらっておまるにのせていました。

 離乳食が始まると、形のあるうんちになり、前よりも回数は減ったため、朝起きがけのおしっこと同時に一日分のうんちをする、というパターンになったので、うんちおむつを洗うことがほとんどなく、布おむつ生活もとても楽でした。なんて順調なんだろうと思っていたら、動きが活発になる頃からバケツおまるを嫌がりだしたのでいったんおむつなしを中断しました。

 1歳になった頃、ちょうど夏だったので、1日じゅう裸かぱんつ一丁にして過ごさせることが多くなりました。布おむつでもやはり蒸れるので。

 

 

Q,布おむつ、おむつなし育児をしていてよかったなぁと思うことは何ですか。

 

 布おむつにすることで交換の回数が増えます。おむつなしも一緒にやっていたこともあって、息子の様子を意識しなくても息子が今何をしたいかを排泄を通して感じることができるようになりました。・・・自己満足かもしれませんが。おまるに乗せた瞬間にうんちやおしっこをする、まだ言葉でコミュニケーションをとれない我が子と通じあえているという絆を感じました。

  大変なことと紙一重ですが、洗濯が楽しかったです。紙おむつだと、排泄したものをそのままくるくるしてポイだけど、布の場合はうんちの状況を見ながら一つ一つ洗うことになります。紙に出たうんちは、なぜか紙おむつにすると臭く感じますし、くるくるポイっとそのまま捨てる感じですが、布おむつやおむつなしをやっているとうんちを見る機会が多く、トマト食をべたら赤いうんち、ほうれん草を食べたらみどりのうんち・・・うんちの信号みたいでした。こんなに小さな身体の中でもドラマがあるんだなと感じ、それがとても楽しかったです。排泄物を通してわが子の健康状態も知ることができました。

 初めの子は、おしっこの時間などをメモしていました。でも、ずっとその子の表情や様子に意識を向けているうちに、なんの根拠もないけど予感のようなものが自然に備わって、そろそろおしっこしたいかな、とかわかるようになりました。同じようなことを先輩から聞いていて、そんなことあるのかなと思っていたけど、自分もなぜかわかるようになりました。

 

 

Q.布おむつの楽しさはなんですか。

 

 紙おむつだと全部同じデザインだけど、布おむつは自分の気分で選んだり、バリエーション、自分でいかようにも楽しくできるのが布のたのしさかなと思います。せっかく布おむつをやるのなら、自分らしく楽しい方法でやりたいなと思って、消しゴムハンコをつくってシンプルなおむつに押してみたりしていました。そうすることで育児全体がとても楽しいものになったと思います。

 

 

Q,布おむつで工夫していたことがあれば教えて下さい。

 

 輪おむつの折り方を工夫しました。成長とともに、おしっこが増えたり、布1枚じゃ間に合わないとき、折り方を変えて対応しました。1枚でも男の子だったら縦に三等分して前の部分が分厚くなるように折ります。また夜は2枚重ねにしたりしていました。2人目は女の子なので、後ろを分厚くしています。

 

 

Q,布おむつやおむつなし育児をがうまくいくポイントはなんだと思いますか。

 

 旦那様がどういうふうに思うか、布おむつに嫌な顔をせず楽しんで協力してくれるかがポイントかなと思います。おむつを一緒に洗ってくれたり・・・。おむつなしだと特に旦那様の協力や理解が必要になってくると思います。

 

 

Q,布おむつやおむつなし育児に興味がある人に向けて一言お願いします。

 

 自分はもともとマメな方ではなく、真面目でもないので、続けられるかの不安は常にありました。明日の洗濯どうしようとか・・・でも、やり方は十人十色です。ネットで調べればいろいろと出てくるけど、それにくくられないで、自分のやりやすいやり方でやればいいと思っています。いつでも紙を選ぶことはできます。ずっと布でやらなくてもいい、ゆるーくやったらいいと思います。家にいる時だけ、日中だけ、いろいろやり方があるので。

 自分が納得できる方法ならいいんじゃないかなと。マメじゃない人なりのやり方も全然あって・・・大変にしてるのは自分自身だから、それを育児と同じで試行錯誤しながら見つけていくのがオリジナリティがあって楽しいんです。

 無理そう、大変そうだなと思うけど、やってみると意外に楽しかったりします。もし挫折したらどうしようと思うときは、あまりお金のかからない方法を選んでみるのがいいと思います。

 

 

Q,おいそがしい中、ありがとうございました!

以下URLからR.Kさんが育児イベントにて作成し配布し配布した布おむつの冊子をご覧いただけます。とても楽しく布おむつやおむつなし育児をしているのが伝わってきます。

http://happyukiyo.jp/nuno100/nuno.pdf

取材日時

 

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です