「気がついたらとれていて『がんばった』というのがなくておむつがはずれたという感じです。」

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  久しぶりのインタビュー記事です。 今回は、リハビリを兼ねて以前おむつなしお茶会でお会いしたことのあるママのところに取材に行ってきました。 2人のお子さんを育てながら専門職で働くワーキングマザーの前田由香里さん。

 一人目を育児中のときに、偶然図書館で見つけた本のタイトルの『おむつなし育児』というワードに「?」となりながらも気になったという由香里さん。一人目の子育てのときは余裕のなかったおむつなし育児も、妊活を得て恵まれた二人目を育児中のときは、気持ちに余裕があって楽しめたそうです。

 もうすぐ3歳になるももちゃん「おむつがとれてうれしいけど寂しい」と言う由香里さんと、おむつなしあるあるトークに花を咲かせてきました。

 本文には入りませんでしたが「実は尿より汗のほうが雑菌が多く、パソコンのキーボードのほうがトイレの便座より汚い」という話は軽く衝撃でした。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

Q.自己紹介をお願いします。

 

 前田由香里です。医療系のお仕事をしております。子どもは小学2の年生のななちゃんともうすぐ3歳になるももちゃんです。ななちゃんは7ヶ月から、ももちゃんは生まれてすぐおむつなし育児をはじめました。

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・・・おむつなし育児・布おむつとの出会い・・・

 

Q.おむつなし育児・布おむつに興味を持ったきっかけを教えてください。

 

 ななちゃんが7ヶ月くらいのときに、図書館でおむつなし育児や布おむつについて書かれた本を見つけたのがきっかけです。ななちゃんはおとなしくて、動き出すのも遅かったから、小さいときは意外と本を読む時間があったんです。その頃、散歩も兼ねて図書館に行ったりしていました。

 図書館で「そろそろ離乳食かな〜」って離乳食の棚を見ていたら、近くに重曹クリーニングの本があって、そのそばに『おむつなし育児』と書かれた本があったんです。それまでまったく聞いたことがない言葉『おむつなし育児』?なにそれ?って。

 布おむつの本だったかな。おしゃれな表紙でした。開いて見てみると、おむつカバーの作り方などが載っていて、なんとなく「楽しそうだなー」と思いました。

 

 その後、インターネットで『おむつなし育児』と検索してみたら、たまたま近くでおむつなし育児の講座が開催されるというので参加することにしました。

 

 おむつなし育児研究所の和田智代さんが講師としていらしていました。講座でおむつなし育児のやり方や、実際におむつなし育児をしている人の経験談を聞きました。

 わたしは紙おむつで子どもを連れて行ったので、参加していた人がチャンパーポット(おまる)持参で、いかにも「やってます」という人が多く、びっくりして、もしかして場違いかな・・・とちょっと感じました。

 

Q.現在はおむつなしお茶会を牽引する立場になっている前田さんですが、そのときの経験から気をつけていることなどありましたら教えてください。

 

 おむつなし育児が特別意識の高い人達にしかできない、と敬遠されてしまわないように「『おむつなし育児』と言っても、おむつも使っていいんですよ」という事を最初にお伝えしています。

 

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・・・おむつなし育児をはじめて・・・

 

Q.実際に布おむつを使ってみて、おむつなし育児をしてみていかがでしたか。

 

 最初は人と違うことをしてみたいという好奇心、それに母親から「あなたにはできないでしょ」みたいなことを言われ悔しかったこと、実際、見栄ではじめたというのもあります。

 でも、やってみたら本当に楽しかった。 子どもの様子をしっかり見て、気持ちに添うことができていたかなと思います。 おむつやパンツを履きたくないなら履かなくてもいいよって。床で出てしまったら拭けばいいのだし。裸でいたいなら裸でいいよ、と子どもがしたいことを受け入れられたかな。服は着せなきゃいけない、おむつはしなきゃいけない、という固定観念が良い意味でとりはらわれたかなと思います。

 

Q.おむつなし育児をしている子どもは裸族多いですよね(笑)そのままおまるに座れるので楽です

 

 家ではすっぽんぽんだったり、上だけ着ていてパンツなしとか。女の子だとワンピースだったらわからない(笑)

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Q.おむつがはずれたのはどのくらいでしたか。

 

 一人目のななちゃんは、2歳2ヶ月くらいからパンツだったと思います。1歳で仕事復帰して、職場の託児所であずかってもらっていたのですが、そこでも布おむつに対応していただけました。 2歳なるとおしっこの量が増えて輪おむつだと2枚必要になります。動きにくそうだったので、紙おむつやトレパンを履かせていました。

 

 ななちゃんのときは「でる?でる?」って頻繁に聞いていて。うるさいお母さんだっただろうなーと思います。

 

 二人目のももちゃんは気がついたらとれていて「がんばった」というのがなくておむつがはずれたという感じです。家の中だと1歳半くらいからおまるで自分でできていました。家ではパンツをはいていなかったから自分でおまるに座っておしっこしていました。保育園に上がったくらいの2歳9ヶ月くらいで完全にはずれました。パンツになった直後は本人も心配だったのか頻繁におしっこに行っていました

 

 一人目のななちゃんは、おむつなし育児をはじめた時期が、いわゆる『おまるイヤイヤ期』の真っ只中、7ヶ月を過ぎていたからか、今思えば、始めるにはハードルのたかい時期でした。 それに「周りを汚しちゃいけない」みたいな気持ちがありました。子どもの様子を見るというより、そろそろおしっこが出る時間!というように時間に追われてカリカリしてしまってたなと。

 

 二人目のももちゃんは心にゆとりを持っておむつなし育児ができたと思います。

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・・・ゆとりを持っておむつなし育児ができた二人目・・・

 

Q.どうして二人目のときはゆとりがあったのでしょうか。

 

 いわゆる『黄金期』を経験できたからかなと思います。ねんねちゃんの時期がそうなのですが、おむつなし育児における『黄金期』という時期を知っていたからだと思います。講座で聞いていたとおり、黄金期があっておまるイヤイヤ期があって・・・というの予想しておむつなし育児ができたので、おまるイヤイヤ期も「今はそういう時期なんだな」と心にゆとりを持てました。

 だから、生まれる前からおむつなし育児のことを少しでも知っているのがベストだなと思います。

 

※おむつなし黄金期・・・おまるを嫌がらないのでおしっこウンチのキャッチ率が高い時期。母親のモチベーションも上がる時期。

※おまるイヤイヤ期・・・7ヶ月くらいから自分でいろいろ動けるようになって興味が出てきておまるにじっと座ってくれない。今までできていたのになんで!?と愕然としてしまう・・・。個人差があるけれど1歳前後くらいまで。

 

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・・・トイレトレーニングとおむつなし育児・・・

 

『トイレトレーニング』というと「しつけ」のイメージでしたが、おむつなし育児は本来持っている力を引き出すコーチングに近いなと感じています。おむつなし育児がコーチングなら、トイレトレーニングは知識として教えるティーチングですね。

『トイレトレーニング』で、紙おむつの状態からいきなり外せと言われても子どもにしてみればむずかしいだろうなぁと思います。

 自分もそうだから小学年生くらいのときに紙ナプキンを配られて、教えられて、ずっと生理の時はナプキンを使っていて、今「経血コントロール」と言われてもできないです。

 そんなふうに、自分の身に置き換えてみたら、子どもの気持ちが想像できるかなと。

 

 

・・・よかったこと・大変だったこと・・・

 

Q.布おむつ・おむつなし育児をしていてよかったと思うことを教えてください。

 

・人にはできない体験をした

 おしっこの音、放尿の音が聞こえた!これは輪おむつをおむつバンドにはさんで、ふんどしみたいにたわませてはかせていたから。

二人目にして発見した、赤ちゃんのおしっこってこんなに飛ぶんだ、という驚き!

おまるでおしっこしてたからわかったのですが、勢いがいいなーって。一人目のときには発見しなかったことです。

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うんちをキャッチしたときのうれしさ!

 

・うんちの状態をよく見ることができた

 紙おむつだと水分が吸収されて原型がわからなくなりますが、離乳食変わるときとか、ウンチの感じが変わっていくのとか、体調によってうんちの状態が変化するのがよくわかりました。それに、紙おむつだとよごれたおしりを拭くのが大変、食べたものによってはなかなか拭き取れません。

 

・子どもの気持ちがわかった

 子どもの気持ちがわかったできことがありました。1歳ぐらいで、仕事に復帰したばっかりのとき、わたしは帰ってきて家事に追われてという頃です。ご飯を作っているわたしの足元まで来てジョーってして。 子どもの知恵ですよね、おしっこするとかまってもらえるのに気がついたみたい。1歳の子どもってこんなに賢いんだって思いました

 きっといろいろなことをすぐ覚えちゃうんだろうなって、紙おむつも「そこでおしっこするもの」だって覚えてしまうと思うんです。娘も外出時は紙おむつを使っていました。家の中ではおまるでしていたけど、外出時はそのままおむつの中でしていました。紙おむつはおしっこするものと理解していて、道具として使っていたんですね。子どもの賢さに感動しました。

 

おむつなし育児を通じて友達ができた

 おむつなし育児をしている人たちと、おむつなしあるあるを語ることができたのが楽しかったです。 それにおむつなしお茶会に参加する人が持ってきてくれる情報がおもしろいんです。たとえば、さらしのおんぶ紐。東南アジアでは赤ちゃんをはだかんぼうでおんぶしているそうです。密着しているから、おしっこがしたいときなど赤ちゃんがもぞもぞ動き、気が付きやすいらしいです。

 

・ごみ捨てが楽だった

 紙おむつは便利だけど買いに行くのも捨てるのも大変です。布おむつと紙おむつを併用していたからゴミが少なくごみ捨てが楽でした。おしっこやうんちをしたあとの紙おむつは重いしニオイも気になります。

 

・おむつかぶれとかあせもとか全然ありませんでした

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Q、逆に大変だなと思うことを教えてください。

 

・畳の掃除が大変

畳の目にうんちがはさまってしまうと掃除しにくい。水をかけて綿棒で掃除しました。

 

・夫との意識の違い

 夫は「家が汚れるのが嫌だ」と言っておむつなし育児にはあまり同意してもらえませんでした。 私は「娘のお尻が汚れるのがいやだ」という気持ちでした。

 家が汚れるからおむつ履かせてよと言われていましたが、昼間は夫はいないから、それこそ子どもはすっぽんぽんだったりしていました。おしっこをしちゃっても拭けばわからないし。笑

 ですが、夫とおむつなし育児のことでケンカにはなりたくなかったので、ぜったいに譲らないというのではなく、夫が帰ってきたら紙おむつをはかせるようにしていました

 

 

・・・工夫していたこと、おすすめのグッズなど・・・

 

Q.おむつなし育児で工夫していたこと、おすすめのグッズなどあれば教えてください。

 

 立っておしっこをするのが好きな時期はお風呂でさせていました。

 

 布おむつに関してはベビーネンネの成形おむつはすごく薄くてよかったです。おしっこの量が多くなったときに、輪おむつ2枚だとかさばるので成形おむつ+輪おむつの2枚重ねにして使ったりとかしていました。

 

 そして、ホーローおまるは重宝しました。娘がおしっこをしたあと、私がホーローおまるをトイレに持っていくのを見ていて、娘も真似をして自分で捨てに行くようになりました。その姿がとてもかわいかったです。倒してもこぼれない形なのもいいですよね。

 

 意外に良かったのが化繊のじゅうたんです。最初は「化繊・・・」と思いましたが、水をはじくのでおむつなし育児にはとても便利でした。1年で捨てる覚悟で安めのものを買いました。

 

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・・・まとめ・・・

 

Q.あなたにとって布おむつ・おむつなし育児とはなんですか。

 

 もともとマイナスだった『排泄』というものをプラスのイメージに変えてくれたもの。 おむつがとれてしまって、今は少し寂しいけど、楽しい子育ての時間だったなぁと思います。

 自分がうまくいかなかったおむつはずし、子どもがうまくいったことで自分の失敗体験が払拭されました。私が子どものときおむつがなかなかはずれなくて、親が苦労したという話を聞いていました。それに私自身もつらかったのを覚えているから。おむつがはずれなくて苦しかった気持ちを自分の子どもに味あわせなくてよかったなと思っています。

 

 Q.布おむつ・おむつなし育児に興味のある人、やってみようかなと思っている人に向けて一言お願いします。

 

 やってみてください。楽しいから!すごくいい思い出になります。

 

Q.ありがとうございました!

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取材日時 2017年6月

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